2024/07/17
近年の異常な豪雨で農業用ため池の決壊が相次ぐ中、全国15万超あるため池の7割が江戸時代以前の築造であることから劣化の可能性を懸念されています。直近10年間のため池の決壊の約94%は、豪雨によるものです。また、直近10年間で年間500~1,000件程度の決壊被害が報告されており、防災重点ため池でなくても、小規模なため池でも住宅や農地などに甚大な被害をもたらします。地域の暮らしを支えるはずのため池が、近年の激しい豪雨によって「災害の発生源」となっている現状があります。
この度、通信費用ゼロ円・長距離通信が特長であるLoRa無線ネットワークを活用した「ため池モニタリング監視 SR-IMAGE」を2024年7月19日から提供開始いたします。このシステムにより、ため池決壊の原因となる異常な水位を検知し、定点カメラで現場の状況を遠隔地から把握することが可能となります。