中山間部をLPWA、衛星通信を活用して「データ通信空白エリア」解消

 エヌエスティ・グローバリスト株式会社 スマートIoT事業部は(本社:東京都豊島区、代表取締役:山本直)は、2014年から3G回線Linuxルーターを皮切りに、データ通信向けSpreadRouterシリーズを通信環境・利用現場に応じた通信機器や電源装置、ソリューションサービスなど各種製品開発を手掛けております。

 スマートIoT事業部立ち上げから10年目の節目を迎え、「データ通信空白エリア」の課題解消を事業領域に据え置き、今まで現場で培った“あらゆる通信方式”、“画像高圧縮”、“電源装置・制御”、“データ可視化サービス”の技術と知見を活かした事業展開を図って参ります。

 今後、デジタル田園都市国家、アナログ規制(電力設備・水力発電所のDX推進など)、インフラ老朽化に伴う設備更新など各所でのDX推進(デジタル対応)を取り組まれる必要性がありますが、特に中山間部(林業従事者、登山者など)やトンネル、鉄蓋マンホール内部(内部から地上への通信)によっては、データ通信環境として固定回線が無い/携帯電話が圏外とされる「データ通信空白エリア」が現実課題としてあり通信手段を確保することが重要となります。

 お客様のDX推進による作業効率・人材不足の改善を弊社の経験とアイデア製品で支援させて頂きます。

事業領域

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DX推進メリット

遠隔地の監視したい設備・装置に各種デバイス・通信装置を取り付けてデータ収集・クラウド送信させることで、作業者が現場に出向かなくてもリアルタイムに“点検・稼働状態”を常時把握することができます。また、作業者の確保・管理費用の削減などのメリットも生まれます。

各種デバイス

各種センサー(水位計、振動計など):アナログ(4-20mA、0-5V)、無電圧接点信号

シリアル機器:RS232C、RS485インターフェース保有機器、PLC

IPカメラ:静止画像

Bluetoothデバイス:スマートフォン、ウェアラブル端末、環境センサー

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NSTG_スマートIoT取り組み

1.広域エリアを自営ネットワークでつなぐ

プライベートLoRaの特長を活用した自営無線ネットワーク

 

「プライベートLoRa特長」

  • 通信費用“”0円
  • 専用サーバ、ゲートウェイ不要
  • 見通し10kmの長距離通信
  • 多段ホップ中継機能
  • 250mW高出力無線 ※標準タイプ:20mW
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クラウドにつなぐゲートウェイ

▶▶ 現場の通信環境に適した各種ゲートウェイ(LTEルータ、衛星通信)をご用意

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▶▶ LTE回線、衛星通信の通信圏外エリアをプライベートLoRa(LPWA)で広域カバー

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カメラ画像のデータ転送

通信データ量が少ないプライベートLoRa(LPWA)でも、高圧縮技術と分割データ転送で静止画像データ転送を実現

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頑丈な鉄蓋マンホールのデータ透過

マンホール内部設置されている各種デバイスを“地下から地上まで”データ通信

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Bluetoothデバイス

近距離通信をプライベートLoRaにデータ通信の乗り入れ

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山岳地帯の情報伝達ツール

スマートフォン・ウェアラブル端末もプライベートLoRaネットワークを利用して位置情報とチャット機能でコミュニケーションを図る

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電源装置

▶▶ ソーラー電源装置で商用電源確保や電源容量不足の悩みを解消

   バッテリ容量(小容量から大容量まで)、バッテリ種類(鉛電池、リチウム電池)をカスタマイズ設計

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▶▶ 電力の有効活用を実現させる制御研究 ※開発中

   動作タイミング(電力供給ON/OFF)の間欠制御、電圧計測で残量・劣化状況を把握

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