静止画像により現場状態を遠隔確認できるソリューションサービスです。従来のセンサーデータと異常監視のメール通知サービス機能も継承しています。
今まで携帯電話が圏外の場所にカメラを設置しても、遠隔で確認ができないという悩みを当社のLoRa技術で解決いたします。
Ⅰ)携帯電波圏外の通信空白エリアの画像監視
ダムなどのインフラ設備は、携帯電波が入らない中山間部地域に多くあり、通信手段が無いという理由で定期作業は複数人が数日掛け
て現地対応することは非効率な上、安全性に対するリスクも高くなります。点検の自動化が求められる中、現場の状態を画像で確認し
たいというニーズは多くあります。
Ⅱ)危険を伴う悪天候時の現場確認
集中豪雨などの自然災害は年々増加しており、通信インフラの無い河川の上流など氾濫状況を確認するために人員を向かわせるのは
万一の自体に発展するかもしれません。危険を伴う仕事を無くすことはできませんが、いつでも確認できる仕組みを構築しておく必要
があります。
Ⅲ)野生鳥獣による農作物被害の早期対処
野生鳥獣による農作物の被害は一昔前に比べ減少傾向にはあるものの、近年は頭打ち状態になっています。農業人口の高齢化、農作物
被害による営農意欲の減退もあり、深刻さは被害額数字以上の影響を及ぼしています。
一般的にLPWAはセンサー等の少量データに適した通信方式で、画像を送ることは困難とされていましたが、当社独自の画像圧縮技術と通信方式で、LoRaによる画像転送を実現しています。また、画像だけでなくセンサーデータも取得できるため、視覚と測定数値で現場の状態をモニタリングすることが可能になります。SR-APPEAR同様、異常閾値判定により異常発生時に管理者や現場作業者へメール通知で迅速に現場対応が可能になります。
通常の20mW出力のLoRa無線の他、当社では無線出力を250mWにアップしたモデルも選択可能です。中継局が設置し辛い場所や、電波が届きにくい場所では250mW版を利用する事で通信の到達性能が飛躍的にアップ致します。
SR-IMAGEと連携できるカメラは、ネットワークカメラでスナップショットが取れるカメラであると利用可能です。ネットワークカメラはPoE給電動作はPoEハブの消費電力もあることから、電源の取れないバッテリー運用では、DC電源供給のカメラの方が消費電力も少なく、屋外運用に適しています。
SR-IMAGEに取り込むことができるセンサーは、アナログ(4-20mA / 0-5V / 0-10V)、デジタル接点、パルスカウントの他、BLEセンサーやシリアル通信装置のデータを蓄積することが可能です。
※BLEセンサーやシリアル通信装置は利用する機種毎に別途実装が必要です。
画像やセンサーデータは遠隔地や携帯電波の入らない通信空白エリアの環境にも対応できるように、LoRaを使ったネットワークを構築できます。LoRaで画像とセンサーデータを取得し、LTEエリアまで転送してLTEゲートウェイからSR-IMAGEクラウドに送信できます。当社のLoRaは独自の中継機能で最大12段中継を実現でき、広範囲なネットワークを構築することも可能です。